肋骨骨折

・肋骨骨折(ろっこつこっせつ)  

  肋骨は、左右12対の骨です(背中の胸椎から前胸部の胸骨までを、かごのように胸腔をつくっています)。  

 交通事故などの外傷により、胸部に直接、又は間接の外力がかかることにより、肋骨を骨折することがあります。  

 肋骨を骨折すると、肋骨部に強い圧痛や腫脹等の症状が出ます。  

 咳やくしゃみなどの反動で、胸に痛みが出ることがあります。  

 また、胸郭部の心臓や肺等に損傷が及ぶ可能性があるため、注意が必要です。

 

・治療等  

  胸部固定帯(バストバンド)での固定や、痛み止めの服用、湿布の貼付等を行います。  

 肋骨の転位(骨のずれ)が高度な場合には、手術を選択することもあります。

 

・後遺障害等級(可能性)  

 第12級5 鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨又は骨盤骨に著しい変形を残すもの  

 第14級9 局部に神経症状を残すもの

                            以上

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